[車両概要]
南海2000系は1990年にデビューした,17m2扉の車体を持った通勤型車両です。ズームカーと呼ばれていた,21000系を置き換えるために製造され,平坦線では100
km/h,山岳区間では50‰を30
km/hで連続で力行できる性能をもっており,難波~極楽橋まで運転できる車両で高野線に投入されました。途中から計画変更で22000系も置き換えることになり,64両が製造されましたが,2005年に運行形態が見直され,2300系が製造されたこと,大運転が大幅に減少したこともあり,余剰気味になっていました。2007年からは老朽化していた南海線の7000系を置き換えるため,南海線に転属しました。南海線に転属した車両は性能が他の車両と同等に変更され,加速度が落とされ,高速域で伸びるような性能となっています。また,ブレーキの制輪子についても,高野線車両は合成制輪子と鋳鉄制輪子が併用されていたのに対し,南海線車両は合成制輪子のみとなっています。制御装置は日立VF-HR-125,主電動機は東洋電機TDK-6310-A,駆動方式はTD継手,歯車比は85:14=6.07です。

Ver2503 2025/03/28 更新
公開ページから南海車両パックをダウンロードしてください。
[必要要件] BVE本体:Bve trainsim 5.8 またはBVE Trainsim 6
OS:Windows 10もしくは11
[運転台]
乗務員室は、貫通扉を一般に開放することを考慮したコンパクトな設計となっている。運転機器は、助士側にはモニタ装置を、そのほかについては運転士側に集中させている。表示方式は従来の指針系アナログ表示を採用し、正面には圧力計2連と速度計が配置されている。向かって左側には電流計と電圧計が設置されている。

[スイッチ類]
端子台 |
デフォルトキー |
機能 |
保安装置0[S] |
Space |
電鈴鳴動 |
保安装置1[A1] |
Insert
Shift+insert |
トラポン背景表示切替 ICカード抜き差し |
保安装置2[A2] |
Delete Shift+Delete |
なんば駅で乗車側扉開扉
トラポン電源ON/OFF |
保安装置3[B1] |
Home |
ATS-PNリセット |
保安装置4[B2] |
End
Shift+End |
ATS-Nリセット ATS電源ON/OFF |
保安装置5[C1] |
PgUp Shift+PgUp Ctrl+PgUp |
前照灯ON/OFF トラポン「進む」
なんば駅で降車側閉扉(高野線のみ) |
保安装置6[C2] |
PgDn Shift+PgDn Ctrl+PgDn |
前照灯主光/減光 トラポン「もどる」
なんば駅で降車側開扉(高野線のみ) |
保安装置7[D] |
D2 |
アドバンススイッチ |
保安装置8[D] |
D3 |
電制切放スイッチ |
保安装置9[F] |
D4 |
直通予備ブレーキ入/切 |
保安装置10[D] |
D5 |
弱界磁切替スイッチ(切←1←2)方向 |
保安装置911F] |
D6 |
弱界磁切替スイッチ(切→1→2)方向 |
保安装置12[I] |
D7 |
計器灯スイッチ |
[操作方法]
ブレーキ方式は電磁直通ブレーキです。
マスコンは力行4段に加え,5段の抑速ブレーキを使用できます。
●マスコン操作(力行・抑速ブレーキ)
設定は南海線と高野線で異なります。
ハンドル位置 |
南海線 |
高野線 |
抑速5 |
|
50‰,25 km/h |
抑速4 |
|
50‰,30 km/h |
抑速3 |
20‰,65 km/h |
33‰,60 km/h |
抑速2 |
20‰,70 km/h |
33‰,75 km/h |
抑速1 |
20‰,75 km/h |
25‰,80 km/h |
切 |
|
1 |
加速度2.5 km/h/s,2.5 km/hから特性域(電圧10%) |
加速度3.1 km/h/s,2.5 km/hから特性域(電圧10%) |
2 |
加速度2.5 km/h/s,25 km/hから特性域(電圧100%) |
加速度3.1 km/h/s,25 km/hから特性域(電圧100%) |
3 |
加速度2.5 km/h/s,40 km/hから特性域(電圧100%) |
加速度3.1 km/h/s,36 km/hから特性域(電圧100%) |
4 |
加速度2.5 km/h/s,空車時45 km/hから定電力制御,70 km/hから特性域(電圧100%) |
加速度3.1 km/h/s,40 km/hから特性域(電圧100%) |
力行・抑速共に戻しノッチが可能です。
実物同様,2ノッチ以上で加速し,「全入」点灯までに任意の速度で1ノッチに戻すと,その速度で電圧と滑り周波数が固定され,特性域に入ります。
弱め界磁切り替えスイッチは既定で「2」位置です。 「切」では3ノッチ以上に入れても2ノッチになります。(高野下~極楽橋)
「1」では4ノッチに入れても3ノッチになります。(橋本~高野下) 「2」では1~4ノッチすべて使えます。
●
ブレーキ弁操作(停止ブレーキ)
ブレーキは電磁直通ブレーキで,疑似的に常用9段+非常に設定しています。パラメータファイルには20段の設定を記述の上,コメントアウトしており,お好みで切り替えていただくことが可能です。減速度は3.8 km/h/sです。回生ブレーキは5
km/hで打ち切ります。抑速ブレーキ中にブレーキ弁操作を行うと,空気ブレーキが補足されます。
※ 高野線力行性能・停止ブレーキ性能は登場時のパンフレットを参考にしています。それ以外はパンフレットをベースとして,実車を観察した結果を合わせて推測で設定しています。
●その他・備考
※ ATSのリセットはいつでもできます。
※ 南海本線シナリオで,新今宮発車後~難波到着までは,運転士が車掌に到着番線を知らせる動作を行います。(1回のみ)
奇数番線は1回,偶数番線は2回ベルを鳴らします。車掌から同じ回数だけベルが返ってきます。
それ以外の場合でも,随時ベルを鳴らすことは可能です。
※ 南海本線シナリオでは,難波到着後,運転士が乗車側の扉を開ける作業を再現しています。
難波に到着すると,まず,車掌により,降車側の扉が開きます。
その後[A1](Insert)キーにより乗車側の扉を開けてください。
※ 高野線シナリオでは,難波到着後,運転士が乗車側の扉を開ける作業及び乗車側の扉を閉める作業を再現しています。 ①難波に到着すると,まず,車掌により,降車側の扉が開きます。
②Ctrl+[C2](PgDn)で降車側のドアスイッチを「開」状態にします。(何も起こりませんがこれをしないと⑤ができません)
③[A2](Delete)で乗車側の扉を開きます。
④[S](Space)でベルを鳴らし車掌に合図を送ります。車掌からも返事が返ってきます。
⑤Ctrl+[C1](PgUp)で降車側の扉を閉じます。Ctrl+[C2](PgDn)で任意のタイミングで再開閉可能です。
※ 南海本線シナリオでは,泉佐野駅で両側の扉が開くことを再現しております。特に操作は必要ありません。
※5 照灯の機能は表示灯のみで,景色はありません。
※ 実際の運転でもやむを得ず直通予備ブレーキを使用する場合がありますが、極力使用を控えてください。
●走行音インデックス
インデックス 説明
0 バラスト軌道ジョイント
1 バラスト軌道ロングレール
2 石津川ガーター橋
3 大和川ガーター橋
4 省力化軌道ジョイント(羽衣,泉大津,泉佐野)
5 省力化軌道ロングレール(羽衣,泉大津,泉佐野)
6 南海線トンネル
7 関空橋 8 高野線トンネル
[車両指定]
南海で指定されているシナリオ以外の他氏の路線で本形式を運転する場合には、シナリオファイルのVehicle以下を次のように書き換えてください。
説明 |
相対パス |
南海線4両難波行 |
wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\VehicleN.txt wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\VehicleN_1.txt wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\VehicleN_2.txt |
高野線4両難波行 |
wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle4.txt wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle4_1.txt wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle4_2.txt wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle4_3.txt |
高野線6両難波行 |
wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle6.txt
wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle6_1.txt
wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle6_2.txt
wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle6_3.txt |
高野線8両難波行 |
wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle8.txt
wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle8_1.txt
wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle8_2.txt
wadynankai\nankai2000\VehicleVer2\Vehicle8_3.txt |
※同一両数での複数の車両ファイルの違いはブレーキの効き具合のバリエーションです。
[データの取り扱いについて]
・データの取り扱いについては南海・泉北線プロジェクトの規約が適用されます。
・各データの作者は以下の通りです。
パネル画像・トラポン時刻表 |
ライナー3号 |
Halt.wav・Psekkin.wav |
武琉 |
Flange1.wav |
樽モト |
性能・大多数の音・トラポン画面内の時刻表以外・ATSプラグイン |
わでぃそ |
・BVE5.7以前では正常に動作しません。5.8以降または6.0のインストールをお願い致します。
・ATSプラグインのうちNankai2000.dllはRock_OnさんのDetailManagerと同じ機能を組み込んでおります。(著作権を放棄すると書かれていましたので使用させていただきました。ありがとうございます。)Nankai2000.dllはdetailmodules.txtを,Nankai2000x64.dllはdetailmodulesx64.txtを読み込みます。
・誤ってDetailManagerにNankai2000.dllを読み込ませた場合,Nankai2000.dllが自分自身を読み込む動作を永久に繰り返しますので,絶対に行わないでください。
・電流計を正しく動作させるため,また,モーター音量決定やインバータ動作の模擬の為,Nankai2000.dll,Nankai2000x64.dllはNotch.txtを読み込みます。位置関係を変更しますと正しく動作しませんのでご注意ください。
・このファイル内のデータについては bve_nankai@wadynankai.ddo.jp まで,ご連絡ください。
●モーター音が上手く鳴らない場合
nankai2000\notchNもしくはnankai2000\notchKフォルダにXAudio2初期化ログ.txtが出来ています。こちらを参照し,ご不明な点がありましたら bve_nankai@wadynankai.ddo.jp まで,ご連絡ください。
なお,ATSプラグインの構造上,Windows8.1以前には対応しておりませんので予めご了承ください。
更新履歴
Ver2503 |
2025/3/28 |
ブレーキの効きのバリエーション追加 高野線シナリオ対応
ATS-PN常用ブレーキ動作音の追加 一部環境で時刻表が引き延ばされることの対策
低速域でブレーキが切れない問題を解消 |
Ver2308.2 |
2023/8/25 |
Windows10ではBVE5.8で読み込めない不具合を修正 |
Ver2308.1 |
2023/8/15 |
ブレーキ段数の初期値が20段になってしまっていたのを9段へ修正 |
Ver2308 |
2023/08/14 |
電制打切動作の不具合修正 |
Ver2208 |
2022/8/14 |
電制切放スイッチ追加 弱界磁切替スイッチ追加 2ノッチから1ノッチに戻すと特性域に入る機能追加
走行音(Run音)刷新 回生ブレーキの挙動を実物に近づけた |
Ver2201.1 |
2022/01/12 |
戸閉リレーが効いていなかったことを修正 |
Ver2201 |
2022/01/09 |
空気ブレーキの設定の変更(PistonArea,ShoeFriction) ATS-PNのパターン見直し
戸閉リレー・戸閉保安リレーの追加 全テキストファイルの文字コードをUTF-8に変更
普通車の堺~難波の自動放送設定追加 空港急行の肉声放送設定追加 |
Ver2110 |
2021/10/09 |
ブレーキ排気音の改善 ブレーキ性能の見直し(前のバージョンより少し弱くなります)
直通予備ブレーキのレバー音追加 計器灯追加 ATS-PNのパターン見直し ATS-Nテスト機能追加
トラポンのボタン操作音追加 |
Ver2108.1 |
2021/08/15 |
自動放送が誤っていたのを修正。 |
Ver2108 |
2021/08/14 |
初公開バージョン |
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