①運転できるダイヤ運転できるダイヤは次の発車標の通りです。発車時刻と番線にご注意ください。
0112列車 1996年当時運転されていた、関西空港〜なんばノンストップのラピートαを、当時の前面展望動画やダイヤなどから再現。50000系の車両スペックとラピート用制限速度を限界まで楽しめるダイヤです。 0218列車 0304列車 2009年まで運行されていた全車両座席指定の特急サザン。現在では見ることのできない10000系の重連運転や、現在では聞くことができな い車内放送の言い回しを楽しめる。 [使用車種] 10000系 [運転区間] 泉佐野~なんば [乗務時間] 36分 0534列車 2166列車
データイムに運行される、オーソドックスな空港急行。インバウンド需要による空港急行8連化前の6連もしくは8連での運転。終着駅なんばまで先着。 4502列車 平日朝に2本しか設定されていない、本線上り準急行。1本は春木始発、もう一本は羽倉崎始発で、再現ダイヤは後者の泉佐野〜なんばとしました。種別本数の少なさに加え、ラッシュ時限定の浜寺公園退避が魅力です。 6828列車 平日朝ラッシュ終わり頃の普通車。主要駅で優等列車を待避しながら、のんびりなんばを目指します。
②南海電気鉄道のATS[概要]
南海電鉄のATSは、従来の地上速度照査式点制御方式(タイマー式、ATS-N)と、速度計とトランスポンダー地上子から速度照査を行う速度計式(ATS-PN)の二種から構成されている。 1)信号現示に応じた機能 信号現示に応じた機能は、場内信号機、閉塞信号機、出発信号機の信号現示と連動して、停止を現示する信号の外方に安全に列車を停止させる機能である。また、補足機能として、誤出発防止機能、誤入換防止機能、誤進入防止機能がある 2)線路条件に応じた機能 線路条件に応じた機能は、速度制限箇所や停止限界箇所などの手前において、一定速度以上を認めた際に即時停止させる機能である。具体的には、軌条終端部、過速防止(高野線急勾配区間に設置)、速度超過防止、駅停車列車速度制限(副本線分岐部など)に設置されている。 3)誤通過防止機能 駅誤通過防止機能は、駅構内に地上子に複数設置し、あらかじめ設定した速度パターン以上の速度を認めた際に、即時非常ブレーキを動作させるものである。ATS-PNの導入に伴い、同機能は廃止された模様である。 後者は、国土交通省による「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」第57条の改正(2005)に伴い、新型のATS(ATS-PN)を導入された。ATS-PNでは、従来の地上子に加え無電源地上子を設置し、車上子からの電力波を地上装置で受信して電力を生成し、車上に必要な情報を伝送する機能を持たせる。ATS-PNでは、次のような機能を有している。 1)曲線速度制限 全曲線に対して、運転可能速度で走行した際の転覆に対する危険度を算出し、同危険度が0.8以上となる箇所に設置した。制限速度を超えた場合には、常用最大ブレーキにて制限速度まで減速する。また、列車編成長を加味した制御を採用しており、編成最後部が抜けるまでパターン制御が続く設計としている。 2)分岐器速度制限 3)構造物速度制限 4)線路終端部速度制限 5)駅停車速度制限 6)下り勾配速度制限 ATS-PNは2013年5月より、南海本線(なんば〜和歌山市)及び空港線(泉佐野〜関西空港)で運用が開始された。新方式への過渡期には、車上装置に複数のATS運用モードを設け、スムーズに移行ができるよう対策が講じられた。 参考資料「南海電鉄におけるATS-PNの導入」、松本充弘著、「鉄道と電気技術」2010 August Vol 22 No.8 [南海・泉北線プロジェクトにおける保安装置の再現]本作では、実車観察のもと独自研究を交えつつ、速度照査に関する動作を再現している。各ATSに関する挙動はそれぞれ以下の通りである。 1 ATS-Nの挙動について 本作では、実車観察のもと独自研究を交えつつ、速度照査に関する動作を再現している。各信号における制限速度はそれぞれ、YG=75 km/h、Y=50 km/h、YY=25 km/hである。信号機直下にはATS-N周変式地上子が設置されており,信号の制限速度+5km/hでの速度照査を行っている。また,信号の50
m手前では20 km/h,手前の信号が警戒現示型でない場合は170 m手前で30
km/hの速度照査を行っている。出発信号機に関してはさらに30 m手前で10 km/hの照査を行う。待避線の出発信号機は特殊であり,30
m手前で10 km/h,50 m手前で20 km/h,80 m手前で30 km/h,150 m手前で40 km/hの照査を行う。速度を超過して通過すると非常ブレーキが動作する。動作した場合、列車が安全に停止したのを確認し、指令の指示に従って復帰動作(デフォルトでEndキー)を行う必要がある。
2 ATS-PNの挙動について ATS-PNの挙動は①駅停車パターン②終端防護パターン③速度制限パターン④線区最高速度の4個に分類される。曲線・分岐器・下り勾配は、地上子の記述方法で制動パターンを区別している。制動曲線・接近パターン・常用パターン・非常パターン、及び動作のタイムラグについては、実測値と資料等から算出、一部推測値をとっている。 下表はATS-PNに関連する地上子の種類と動作を示したものである。復帰はデフォルトでHomeキー。
③南海電気鉄道の鉄道標識
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