[車両概要]南海8000系は,2008年にデビューした老朽化した7000系の置き換えを目的とし,南海線に導入された通勤形電車です。4両編成13本,計52両が製造されました。制御方式は当時標準的なIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御,電動機は制御性と保守性に優れた三相かご型誘導電動機を用いています。制御装置は日立VFI-HR-1420Q,主電動機は1000系6次車で採用されたMB-5091-Aを改良した三菱電機MB-5091-A2,駆動方式はWN継手,歯車比は98:15=6.53です。 [必要要件] [運転台]最近の南海の標準的なツーハンドルデスクタイプに3連メーターの形式です。31000系も類似の形ですが,本格的には,8000系で量産にいたり,以降8300系,9000系にも受け継がれています。一方,右側のLED式のモニタは当形式で最後となり,8300系からは液晶タッチパネルとなりました。 [インストール方法]ダウンロードしたファイルはzip形式になっております。ファイル解凍ソフトなどで解凍すると。wadynankiaiというフォルダが入ってい ます。そのフォルダをコピーしてBVEのScenariosフォルダー内に貼り付けてください。以下のようなファイル構成となるよう設定してください。[スイッチ類]
[操作方法]●マスコン操作(力行・抑速ブレーキ) 抑速の設定は南海線と高野線で異なります。
●ブレーキハンドル操作(停止ブレーキ) ブレーキは電気指令式ブレーキで常用7ステップ+非常です。減速度は3.7 km/h/sです。遅れ込め制御を採用しており,M車の回生ブレーキで全車両のブレーキ力を負担します。回生ブレーキは5 km/hで打ち切ります。 抑速ブレーキ中にブレーキハンドル操作を行うと,停止ブレーキが動作します。ブレーキを解除すると,再び抑速ブレーキが動作します。 ●その他・備考 ※1:ATSのリセットはいつでもできます。 ※2:南海本線シナリオで,新今宮発車後~難波到着までは,運転士が車掌に到着番線を知らせる動作を行います。(1回のみ) 奇数番線は1回,偶数番線は2回ベルを鳴らします。車掌から同じ回数だけベルが返ってきます。 それ以外の場合でも,随時ベルを鳴らすことは可能です。 ※3:南海本線シナリオでは,難波到着後,運転士が乗車側の扉を開ける作業を再現しています。 難波に到着すると,まず,車掌により,降車側の扉が開きます。 その後A1(Insert)キーにより乗車側の扉を開けてください。 ※4:南海本線シナリオでは,泉佐野駅で両側の扉が開くことを再現しております。特に操作は必要ありません。 ※5:前照灯の機能は表示灯のみで,景色はありません。 ※6:実際の運転でもやむを得ず直通予備ブレーキを使用する場合がありますが、極力使用を控えてください。 [車両指定]
[データの取り扱いについて]・データの取り扱いについては南海・泉北線プロジェクトの規約が適用されます。利用規約を今一度ご覧ください。・このデータにおける制作担当者は以下の通りです。
・BVE5.7以前では動作しません。5.8以降または6.0のインストールをお願い致します。 ・ATSプラグインのうちVFI-HR-1420Q.dll,VFI-HR-1420Qx64.dllはRock_OnさんのDetailManagerと同じ機能を組み込んでおります。(著作権を放棄すると書かれていましたので使用させていただきました。ありがとうございます。)VFI-HR-1420Q.dllはdetailmodules.txtを,VFI-HR-1420Q.dllはdetailmodulesx64.txtを読み込みます。 ・誤ってDetailManagerにVFI-HR-1420Q.dllを読み込ませた場合,VFI-HR-1420Q.dllが自分自身を読み込む動作を永久に繰り返しますので,絶対に行わないでください。 ・VFI-HR-1420Q.dll,VFI-HR-1420Qx64.dllはNotch\Notch.txtを読み込みます。位置関係を変更しますと正しく動作しませんのでご注意ください。 ・このファイル内のデータについては bve_nankai@wadynankai.ddo.jp まで,ご連絡ください。 ●モーター音が上手く鳴らない場合 nankai8000フォルダにXAudio2初期化ログ.txtが出来ています。こちらを参照し,ご不明な点がありましたら bve_nankai@wadynankai.ddo.jp まで,ご連絡ください。 なお,ATSプラグインの構造上,Windows7以前には対応しておりませんので予めご了承ください。 更新履歴
|